運転技術向上

アクセルワーク編 その②

これが出来ればさらに繊細なアクセルワークができる!

前回のアクセルワーク編その①の練習ははかどっていますか?

この練習はアクセルワーク編①を練習してある程度できるようになってから練習した方が効率的です。

アクセルワーク編その①

 

どのような道路でも車速を一定にに保つ。

そんなのいつもやってるし、簡単じゃん。」と思う方がいるかと思いますが、ここでする練習はより精密なアクセルワークを用いた走り方をします。

時速80㎞/hで走行して、登り坂になり時速70㎞/hまで減速してしまったので、アクセルペダルを踏み足して時速80㎞/hまで加速。その後下り坂になりアクセルペダルを踏み足していたため時速90㎞/hまで速度が上がっていたのでアクセルペダルを戻して時速80㎞/hまで減速した。

ここで問題なのは「登り坂で減速する前にアクセルペダルを踏まず、加速しすぎてからアクセルペダルを戻す」という事です。

時速80㎞/hで走行して、登り坂が見えたので登る手前でアクセルを踏み足して時速80㎞/hを維持し、その後下り坂になりアクセルペダルを踏み足していたが、時速80㎞/h前後の速度が出ていたのでアクセルペダルを戻して時速80㎞/hを維持した。

登り坂になり減速する前にアクセルペダルを踏み込み、加速しすぎる前にアクセルペダルを戻していきましょう。

この運転が出来ない人は「車速が変化してからアクセルペダルを動かす」事をします。しかしそれでは余分な加減速をしてしまい、結果的に燃料のロスに繋がります。

なので「道路の傾斜が登り坂になる前にアクセルペダルを踏み込み車速を落とさないように登り、傾斜が下り坂になる前にアクセルペダルを戻して余分な速度が出ないようにする」と燃料のロスが防げます。

最近の車にはクルーズコントロールという装置が付いている車両がありますが、その装置と同じような動きをしましょうという事です。それなら「クルーズコントロールを使えば良いんじゃない」という人もいるかと思いますが、これはアクセルワークの練習なのでアクセルワークを上達させたい方にオススメしています。

あとクルーズコントロールは車両によって様々ですが、ある程度(だいたい時速50㎞/hくらい)速度が出ていないと使用出来ない車両もあるので、一般道で使用するのは難しい場合があります。クルーズコントロールは燃費、乗り心地両方に優れた装置です。なのでその装置に似た走行が出来ると必然的に燃費と乗り心地が良くなります。

クルーズコントロールが分からない方はネットで調べてみて下さい。

あとカーブでふらつきながら走行すると速度が落ちて一定速度で走行するのが難しいので、この練習をする前に「ステアリング(ハンドル操作)編」の練習をした方が良いかも知れません。

!!注意!!

この練習も慣れないとスピードメーターを凝視しすぎるので注意して下さい。最初は信号の無い高速道路で練習をしてみて、慣れてきたら一般道で運転してみて下さい。車内からの風景で「この先の道路の勾配がどうなっているのか?」の判断も重要ですが、最初は「上り坂の手前はアクセルペダルを踏み、下り坂の手前はアクセルペダルを放す」くらいで徐々に踏み方をシビアにして速度の一定を保つように心掛けましょう。

この練習でのメリット!

・余計な加減速をしなくなるので、燃費が良くなる。

・余計な加減速をしなくなるので、乗り心地が良くなる。

・更なるアクセルワークの向上に繋がる。

これができるようになると、燃費と乗り心地が格段に良くなります。サーキットでもコーナリング中にギリギリまでエンジン出力を出せたりもします。

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