運転技術向上

アクセルワーク編 その①

これが出来れば急なアクセルワークをしないようになる。

今回はアクセルワークについて書いていきたいと思います。

まず皆さんはアクセルを踏んで車を進ませる時にどのような意識をしていますか?大抵の人は「加速して法定速度付近になったらアクセルペダルを放す」、「周りの車の速度に応じて同じくらいの加速をする」とかでしょうか?

 

この加速は普通に運転している分には何も問題はありませんが、果たして「上手い運転」といえるのでしょうか?

加速時のアクセルペダルの踏み込み量は一定に保ちながら加速し、一定速度まで達した時のアクセルを戻し量の差を出来る限り小さくする。

そこでまずはアクセルペダルの踏み込み量を一定にしながら加速して下さい。そして出来るなら加速したときの踏み込み量とアクセルペダルを戻して一定速度で走るための踏み込み量の差をできるだけ少なくしてみて下さい。

 50㎞/hの道路で発進時にアクセルペダルの踏み込み量を50%ほどで発進し、50㎞/h付近に到達したらアクセルペダルの踏み込み量を15%までもどして一定速度で走行する。

ここで問題なのが発進時のアクセルペダルの踏み込み量に対し、50㎞/hに達したときのアクセルペダルの戻し量が大きいということです。つまり発進時、余計にアクセルペダルを踏み込んでいるということです。

そこで発進時のアクセルペダルの踏み込み量を20%にし加速して50㎞/hに到達したらアクセルペダルの踏み込み量を15%にまでもどして一定速度で走行してみて下さい。

要は発進時にアクセルペダルを余分に踏み込む人が多いということです。

(例で出てきた速度やアクセルペダルの踏み込み量の数値はあくまで例です。車両のパワーとかによっても車の進み方は違うので、「アクセルペダルを発進時に踏み込み過ぎないようにする事」が今回の最重要課題!)

加速時のアクセルペダルの踏み込み量と一定速度で走るアクセルペダルの踏み込み量の差を少なくするように意識する。

 

アクセルペダルの踏み方を優しくする」というのは運転の練習の仕方としては曖昧で自分でしっかりと出来ているのかは判断が難しいと思いますが、「加速時のアクセルペダルの踏み込み量と一定速度で走るアクセルペダルの踏み込み量の差を少なくするようにする」というのは自分でも出来ているかが分かりやすいと思います。

最近の車では「エコインジケータランプ」というアクセルペダルの踏み込み量がエコかエコではないかを判断出来るツールが付いている車両もありますので、付いている車両を所有している方は、そちらも意識して練習してみるのもアリだと思います。

なるべくエコエリア内で加速することを心掛けて下さい。

オートマ車の場合、加速中に自動的にシフトアップすると思いますが、とりあえず優しいアクセルワークができるまでシフトアップを気にせずにアクセルペダルの踏み方を練習して下さい。

最近は少なくなってきてますが、過給器付きの車両に乗られている方は街乗り(急加速が必要な時以外)では過給圧をマイナスにする事を心掛けて走行するのもアリだと思います。

この練習でのメリット!

・発進時余計な燃料を消費しないので「省燃費運転技術が向上」する。

・発進から一定速度になるまでの挙動が少なくなるので「乗り心地が良くなる」。

・サーキット走行でも突然アクセルを踏み込み余計な加速する癖がつかず「アクセルワークミスでのスピンがしづらくなる」。

他にもメリットは多数あります。

車の運転技術の向上は反復練習でしか体得できないと私は思います!

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