前回のステアリング(ハンドル操作)編その①の練習ははかどっていますか?
この練習はステアリング(ハンドル操作)編①をしっかりと出来るようになってから練習を行って下さい。ちゃんと出来ていないと急ハンドル気味になってしまう可能性があります。
できる限りカーブ手前からゆっくりとハンドルを切る。
前回の練習で「どのカーブでどのくらいのハンドルを切れば曲がれるのか」を練習したので、今回は「カーブ手前から車両を曲げる」練習をしたいと思います。
例 カーブ1m 手前からハンドルを切り約1秒でハンドルを15度ほど切りカーブを曲がった。

ここで問題なのがこれではハンドル操作が早くなり、「急ハンドル」気味になっているという事です。
そこでカーブ1mでした。手前からハンドルを切るのではなく、もっと手前からゆっくりとハンドルを切って行きましょう。

例 カーブ5m 手前からハンドルを切り始め、約3秒でハンドルを15度ほど切りカーブを曲がった。
このような曲がり方をすると車両のロール(横揺れ)量が分散されて曲がれるようになります。
カーブ手前からハンドルを切っていき、ハンドルの切り方をゆっくりにする。
これが今回のポイントになります。
要は出来るだけ早めにハンドルを切ってゆっくりとハンドルを切ることで車両のロール量を減らしましょう、と言うことですね。
最初はどのくらい手前からハンドルを切れば良いのか分からない方もいらっしゃると思いますので普段よりも少し早めにハンドルを切って、慣れたらまた少し早めにハンドルを切って徐々に手前からハンドルを切る癖をつけていきましょう。
ちなみにステアリング(ハンドル操作)編①をしないでこの練習をするとどのカーブがどのくらいハンドルを切れば最小限で曲がれるかの判断が困難になり、どのくらい手前からハンドルを切れるのかや手前からどのくらいハンドルの切る量を調整するのかなどの判断が出来ないのでステアリング(ハンドル操作)編①を最初に練習してください。
あとこの練習は最小限のハンドル操作でカーブを曲がる事が目的なので、曲がり切れるのであればアウトインアウトで曲がる必要は無いです。アウトセンターアウトみたいな曲がり方でも大丈夫です。
注意
この練習前回と同様に慣れないと対抗車線にはみ出してしまう可能性があります。なので最初のうちは場所や時間帯を気にして練習するようにして下さい。危険と感じたらいつも通りにカーブを曲がって下さい。
あと、狭くカーブがきつい場所では急ハンドルで曲がらないと車両を壁などに擦る可能性が高いので臨機応変に練習をして下さい。
この練習でのメリット
・車両のロール(横揺れ)量が減るので乗り心地が良くなる。
・車両のロール(横揺れ)量が減るので無駄な加減速をしないでスムーズに曲がれるようになるので燃費が良くなる。
・車両のロール(横揺れ)量が減るのでカーブ手前の減速量が減り、早いスピードでカーブを曲がる事が出来るようになるのでサーキットでのタイムアップに繋がる。
このハンドル操作が出来るようになると驚くほど急ハンドルをしなくなります。
あとFF車や4WD車でサーキットに行ってる方にもオススメの練習です。詳しくは時間がある時に書きたいとおもってます。